2023.3.15

広島市安佐南区にフットサル場がオープンしました!

3月1日、広島市安佐南区沼田に新しいフットサルコートがオープンしました。

運営するのは、広島エフ・ドゥ前監督の村上哲哉氏が代表を務めるT-DREAM。

村上氏によれば、「東京や大阪に比べたら広島はフットサル場が少ない印象です。競技志向の方はもちろん、リフレッシュできたり、人と人がフットサルでつながれたりする場にしたいと思ってオープンしました」とのこと。

アストラムラインで本通駅から19駅、約33分の伴中央駅が最寄り駅。徒歩13分ほどの小高い丘の上にあります(敷地内に25台分の駐車場あり)。

人工芝の土台の充填材にヤシの実由来の天然素材を使用しているため、人体への害がなく、夏場も熱くなりにくいそう。コートの脇には、座り心地の良い椅子が並んだクラブハウスも用意されています。

クラブハウスのこだわり

入口正面の受付に立ち、明るく爽やかな笑顔で迎えてくれた冨金原徹氏(元フットサル日本代表)が、クラブハウスのこだわりについて話してくれました。

「フットサル場はボールを蹴りに来る場所ですが、その前後にここでゆっくりして会話が生まれたら嬉しいと思って、(クラブハウスに)こだわりました。週4回スクールもあるので、親御さんがよりリラックスして子供たちを見ていられたり、地域の方々にくつろいでもらえたりする場を用意することで、コミュニティを作っていけたらと。フットサル場って、近寄りがたい雰囲気を感じる方もいると思うので、そのハードルを取っ払えたらと考えました」

オープニングイベント開催

3月1日から5日まで行われたオープニングイベントには大人から子供までたくさんの来場者が集まり、週末の2日間だけでのべ100人もの人がフットサルを楽しんだそうです。取材に訪れた際も、コート上はもちろん、コートサイドのベンチなどで見ている人たちは皆さん笑顔で、プレー中にチームメイト同士で掛け合う声のほかに笑い声もたくさん聞こえました。

イベント初日と週末の4・5日に参加した小多田さんはフットサル歴10年で、広島エフ・ドゥのサポーターでもあります。ずっと教わっている冨広洋平コーチとは阿吽の呼吸で、撮影中も笑いが絶えませんでした。

「顔見知りの人も初めての人もいましたが、すごく楽しくプレーできました。スタッフの皆さんがフットサル好きなのが伝わってくるので、そこが、楽しめる要因として大きいと思います。教えるのも上手だし、とにかく雰囲気がいい。芝もだんだんなじんできた感じがします。いい芝だなと思います」

▲広島エフ・ドゥOBで元フットサル日本代表の冨広洋平コーチ(右)と小多田さん。
同じくOBの三島光太郎氏もスタッフに名を連ね、スクールコーチも務めます。

取材当日は、「フットサルが、日々の仕事や生活のための活力となる」という意味合いの言葉を、スタッフやイベント参加者から何度も聞きました。

息を切らし、汗だくになりながらボールを追って走り続ける参加者たちは、きっと疲れてもいるはずなのに、みんな生き生きとしていて、笑顔が輝いていました。リフレッシュして、明日からまた頑張れるパワーが湧いてくるというのも納得です。

ひときわ輝く笑顔で話を聞かせてくれたのは、高校までサッカー部に所属していた城本さん。社会人になってからフットサルを始め、その後、パパ友として村上氏と知り合ったことをきっかけに、フットサルが生活の一部となりました。

「こういう場ができたおかげで、より身近に感じられて、気軽に来られる気がします。勤務先が市内なので、今はアクセスが良いグリーンアリーナの個サルに行っているんですが、ここは家から近いので土日に来やすくて嬉しいです。子供のスクールにも力を入れてらっしゃるので、4月からうちの子もお世話になる予定です」

▲真剣な表情でボールを追う城本さん(写真左端)

フットサルに込める思い

今後さらに広島のフットサルシーンを盛り上げていくには、Fリーグに参戦するトップチームである広島エフ・ドゥと、フットサル場やスクールなどの「場」や「環境」がどちらも大切だと村上さんは言います。

村上哲哉氏

「競技としては、子供たちが目標とできるトップチームが地域にあるというのは大事なことだと思います。認知度はまだまだですが、そこを目指す子供たちが少しずつ増えてほしいです。

僕自身、2017年から広島で子供向けのスクールをずっと開いてきましたが、このフットサル場を通しても、大人も子供も『フットサル、楽しいな』と思えるよう魅力を伝えていきたいです。仲間と一緒に頑張れるのはスポーツの醍醐味の一つだし、(エフ・ドゥの試合などへ)みんなで一緒に行こう!ということにもなりますし…。フットサルが日々の活力となるツールとして確立して、日常のルーティンに欠かせないものになることがゴールかなと思います」

広島エフ・ドゥ 2022-23シーズン終了

広島エフ・ドゥは3月11日からの全日本フットサル選手権大会に参戦。初戦では今季限りで引退する武田・寺本両選手がゴールを決めるなどして格上(F1)のシュライカー大阪を破る大金星を上げましたが、2回戦で惜しくもY.S.C.C.横浜に敗れ、2022-23シーズンの幕を閉じました。

これからチームはシーズンオフに入り、6月に予定されているリーグ開幕に向けて4月初旬に再始動する予定です。さらなる進化を期す新しい広島エフ・ドゥの誕生が楽しみですね!

▶︎FUTSAL CAMPUS T-DREAM

https://tdream-futsal.com/futsal-campus/

▶︎広島F・Doオフィシャルウェブサイト

https://www.hiroshima-fdo.net


取材・執筆:きたのまゆみ
【プロフィール】
ライター、東京都荒川区出身
在京中はスポーツを主なフィールドに、雑誌、新聞やウェブなどで取材・記事執筆。
広島移住後は、約2年間にわたりヴィクトワール広島のチーム運営スタッフとして企画広報を担当。現在は、タウン情報誌やウェブを中心に活動中。

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